tonarino uchu

となりの宇宙

 

彫刻表現を続けながら感じる問題(重力、構造、安全、作業手・・・。)は、それについて考える時に多くの発見をもたらしてくれるが、同時に煩わしい制約となることもある。何よりも、発想と可視化の間のタイムラグが表現の衝動性と即興性の持つ極めて個人的で創造的なリスク=面白さ、純粋な感性による表現性を半減させてしまうと感じることがある。同様の疑問は、多くの場合に求められる哲学的若しくは社会的な解釈や目的を与えるという行為にも生じる。作品の意味付けや要約は感性の振動の受入れの障害になる場合がある。
衝動的な動機「なんとなく」や「どうしても」を肯定的に捉え、衝動と即興性と手段の結びつき、目的や物語がどのように生まれ、干渉し、関係を築くのか、子供とのワークショップを通じて考察する。


◇「こどもと にじみ絵」
こどもと一緒ににじみ絵を描きます。色の広がりや混ざりを体験します。
◇ 「ハンカチ人形」
こどもと一緒にハンカチや古布、拾ったものを使い簡単な人形を作って遊びます。
2014 / AntennaMedia (京都)